志野(しの)
陶器全般に中国や朝鮮からわたってきた中で、『志野』は日本で生まれています。色々な説がありますが、利休時代以降に完成されたと言うのが妥当でしょう。不透明な乳白色をしていて、特別濃厚に施され、器全体に貫入(きれつ)があります。
陶器の扱い方について
『志野』は使用前と後ではまったく変わってしまいます。ご使用の前には、注意事項をお読みになりご使用ください。
- ご使用前には、鍋に『米のとぎ汁』に入れ、そのまま沸騰させます。(あまりグラグラ煮ると破損の原因になります。)
- そのまま一昼夜つけたままにしておきます。
- その後良く洗ってお使いください。
- 長時間使わない時は、底の部分を充分に乾かしてから、片付けてください。(充分に乾燥していないとカビが生えます)
- お茶を入れられる前に、急須にもお湯を入れ(暖めと水分を染み込ませる為)てからお茶を入れるようにすると、長くお使いいただけます。
『志野』は長石をのりと混ぜ合わせスポンジのようなもので叩きつけながら施していきます。その為、肌がぼこぼこして、温かみのある肌になっています
釉薬の貫入の中に、茶渋が染み込んで行きます。最初の白さから、使い方によって様々に変化していきます。その変化を楽しみながら、器を育てて行って下さい。


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